パラライザーの原型が完成しました。
マルス133からの流用ではなく(本編はマルス133の流用でしたが・・)
新造型でございます。
そのまま、マルスからパラライザーに改造すれば邯鄲だったのですが
マルス133には造型の謎が20年前よりありまして・・・
その部分の資料と映像がないので
銃の強度、壊れにくい解釈と不自然ではないことを選択して
自分なりの分析で、作ってきましたのが現状でした。
他、スーパーガンとかビートルとかの資料集めの際
マルスがちらほら写っているのをついでに静止で確認しながら
ず~と、その謎の部分の構造を考えていました。
今回、パラライザーを製作するので
出来るか出来ないかはわからないけど
多分こうであろうとブツ切りにしてから考えてながら製作してみました
いちばん古いキャスト抜き本体を、フライス盤で基礎になる部分以外を切断
大雑把な部分はグラインダーでスッパっと切り落とし!
新型のダブルタンクを造型して本体に接合して再接着
これでイメージが合わないと、ここまでしても、捨てるしかない(笑)
ここに18パイの透明のアクリパイプが刺さっていた部分になります
上と前から見たイメージは、この形状に間違いはないのを確認
でも、問題ありで下部がどうしてもこんな風にでてしまうので御座います
撮影用の小道具として、この強度では
そんなこんなワケがありえないでしょう・・が、今まででした
下の押さえパーツを着けても、どうもハミ出たアクリルが目立つ・・
何が違うのか・・そう押さえパーツの新造型のギザが謎解きでした
このギザは雑誌とか資料とかでも確認しておりましたが
これがパイプの隠し技の決め手となっていました。
プロップのウルトラホーク1号、3号の黒い塗装部分も
設計どおり製作していく段階で、つじつまが合わなくなり
黒の部分で誤魔化し修正してあるのが確認できたし
自分も製作していった段階でそれがそうであることが
わかったんですよ・・これはスクラッチしないとわからないです・・
このギザは接着溶接跡に見せかけたアクリル棒隠しでございます
当然、下のアクリル棒押さえは、こんな形となります・・
長かったなぁ~この謎解き問題・・
なのでマルス133プロップの強度は良くない作りで
銃身が長いため壊れやすいかったと予想されます・・
写真の撮影角度などで、こんな風に写っているのかなど
考えてもよくわからない
すべては溶接跡の、この隠しパテ部分に秘密があったんですね・・
20年前は、ビデオテープ再生方法の静止画しかなく
静止してもブレルし、TV画面を写真撮ってきちんとフィルムに撮れているか
わからないし、現像すれば変な斜線が沢山入っていたり・・
ほんとわからない謎でしたが
最近はデジカメで撮影すればスグ確認できるし
DVDデジタルマスター版なんてのも発売され
静止した状態で何時間も放置できるので
資料本などがなくても、かなり製作に助かります・・
謎の多かったマルスの差込口の形状は、これが正解ですかね・・
スコープマウントも4.4mmから7.6mmと3.2mm高くしました
当時、流用された散水ノズルは、45年前と基本の構造と
性能、形状変更は、あまりありませんが
透明の部分以下のホース接合の部分の約40%変更されています
成型色が透明でメッキパールが確認できますが
45年後のこれは、ミドリ色の成型色でメッキ部品もありません
透明パーツは強度的には弱いのでホース側は改良されたみたいですね。
それでも、45年前のこれが性能が良くて
今でも使え販売しているとこに関心
感謝で御座います
サイドタンクもマルスの流用ではなく新規削り出しで
後部の形状も少し変更してあります
右側は短く半円形になっています
左側が初期に近い10年前ぐらいのマルス133の複製キャスト
前の部分に電飾用の配線が見える
トリガーも新規製作して細長くしてあります
これで完璧に近くなったと思います