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Channel: ステルス田中雷工房ブログ
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必見!後期型ジェットビートルの生産

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あぁ・・ついに、嫌いな生産作業開始デスヨ・・

究極の貼り込みで御座います

表面になる部分はゲルコートか樹脂サフというトップコートを使います
ゲルは使いにくいし,高価なので樹脂サフを使います
細かいモールド、窓フチとか、筋堀なども入りやすく
仕上げの研磨も簡単なので、これを使ってます
イメージ 1
今日の気温が朝8時で2度でしたの硬化促進剤のPICOを5%以上入れて混ぜ
パーメックを5%加えて混ぜる。3液入れないと硬化しないのが樹脂サフです。

混合したサフを豚毛筆でシリコン型に薄く塗ります。薄くしないと硬化してきたら
割れて型はら剥がれてきますよ・・
イメージ 2

ガラスマットをビートルのカタチに切ります・・
台紙で切り抜き型をつくりまして・・
上と下のパーツを切りまして準備します
イメージ 3

丸い部分の貼り込みはガラス繊維を手で揉みまして柔らかくしておきます
まっすぐの羽パーツは揉まなくても良い
イメージ 4

本体基本構造を支える樹脂を練ります。
左が少しシャブっぽい練り樹脂。これはタルクを混ぜてFRP本体の強化に混ぜる
右がイモ練り状態でタルクとシリカ(タレ止め)を混ぜてガラスチョップを入れて
混ぜる。これは上下パーツを接着するときに使います
イメージ 5
ガラスチョップを入れたところ・・これをいれなかったら強度が低下するんですよね

もう、この風景をみたらガラスでカユくなりそうでイヤで御座います(爆)

トップコートの樹脂サフが硬化少し、してきたら(完全に乾くと割れてきます)
シャブっぽいゲル状の樹脂を最初に塗ります。厚みを均等にしないと
大きく変形します。上下同じように塗ります

イメージ 6
ここからは手作業ダッシュ!このゲルが硬化してくるまでの勝負なので・・
まずは、羽根から・・前後ろの4枚にガラスマットを貼り込みます
イメージ 7
ポイントとして羽用に切りましたガラスマットは本体に織り込むように貼りまして
普通のポリ樹脂原液で上から押さえて先に塗ったゲルと一体化させて平面になるよう
貼り込んでいきます。

大きい本体の切り取りマットを入れ込んで同じく押さえて厚みを均等にする
下の写真のように、補強マットパーツを重ねて貼り込んでいきます
こうしているので羽根が薄くても折れたりしないんですよ~
プロップ撮影にも使える強度をこうして入れてあります。
皆さん、知らなかったでしょ(笑)
イメージ 8
だから、おもちゃとか模型とかではなく本物ってとこがステルスの拘りなんです。
海外製品は基本模型でダメですけど、強度UPのFRP棒は入れてあります。
(海外製品は羽根の厚みも勝手に変更されたりしてますけど・・仕方ないか・・)
イメージ 9
このようにマットをクロスさせ曲げて成型しているので羽根は折れないのデスヨ。
先端もしっかり割れやすいとこに入れてありやんす。
イメージ 10
綺麗に均等に貼りこむってこれです。怪獣なんかテキトーでも良いのですが
メカは裏側までちゃんと作らないと変形します。
ホーク1号とかシュピーゲル号なんて3機合体分離するので
この基本をキッチリやらないと合体しないのは当然のことですよ・・

さて、次はいよいよ上下合わせの準備です
イモ練り接着用樹脂を接合面に塗っていきます
沢山大雑把塗りでは、もちろんいけません・・
丁寧に、ヘラとか食事用のナイフで接着面端に積層します

イメージ 11
ボコボコしないように、原液ポリ付きの筆で、接着樹脂を、ちらします
こうしないと、厚い部分だけ凹んで変形の原因となっちゃいます。
イメージ 12
本体が半塊の状態となっ手いるのを確認しながら
イメージ 13
上下合わせてボルトを締めていきます。
ボルトは締めすぎないように注意・・
後は・・・
イメージ 14
使ったカップに残っている樹脂の硬化具合をみて
複製ができるのを待ちます・・
どうですかこの作業・・ムズいしベタベタになるし
散らかるえげつないでしょ(爆)
だから、どのメーカーもFRP製品って高価になりがちなんです・・ハイ!
ビートルは今日15時ぐらいに出来上がると思いますよ!
お楽しみに!

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